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狭山市は市内の小中学校の生徒・児童や幼稚園などの園児の保護者に対し、災害発生時などの緊急時にメールを一斉に配信するシステムを導入しました。これまでも震度5弱以上の地震が発生した際には保護者と引き取りの連絡が取れるまで、各施設で子どもたちを留め置く体制を整えてきました。さらにメール配信システムにすべての保護者が登録すれば、1万人を超える保護者に「安心」を提供できるということです。
メール配信の対象は、市内の公立小中学校と学童保育室、公立の幼稚園や私立を含む保育所・保育園に通う子どもたちの保護者。同様に市福祉こども課も公立・私立の保育園を配信の対象にしています。年間の運用費用は約235万円を予定しています。
システム構築には都内の事業者を選定しました。システムは双方向性を備えているのが大きな特徴です。配信したメールが開封され、記載されているURLから保護者が返信することで、学校や保育所などは保護者の安否を確認できます。一定時間に応答がない場合は、その保護者に向けて繰り返し安否確認のメールを送ることもできるということです。
メールの回答画面には(1)子どもの状況(2)保護者の状況(3)引き取りの時間(4)コメント欄(自由記載)が表示され、保護者は状況(無事、重傷、その他)などを選択して送信します。
ニュースURL>>
http://www.saitama-np.co.jp/news05/21/08.html