昨年と今年を比較!狭山市の人口はどうなった?
少子高齢化による人口減少は今日本全国で問題になっています。様々な社会構造に影響を与え、日本の未来を左右する人口問題ですが、この1年間で狭山市はどのようになったのでしょうか。
令和5年12月1日現在の人口
2023年12月1日現在の狭山市の人口は148,875人となっていて、前月比で97人減小しています。内訳は男性74,303(-61)人、女性74,572(-36)人で、世帯数は72,151世帯で、前月比22世帯増となっています。
1年前と比較するとどのようになっているのか?
ここでは、令和4年(昨年)12月1日での人口を見てみることにします。1年前の人口は149,422人となっていて、この1年間で人口は547人減少しています。
一方で世帯数ですが、1年前は71,401人となっていて、この1年間でなんと750世帯増加しています。世帯数が増えているという事は、新しい世帯が狭山市に誕生または転入してきていることになり、これは核家族化が進んでいるとも考えられています。
核家族化が進めば社会負担は大きくなる
親世代と同居しない選択を選ぶことで核家族化が進んでいきますが、核家族化が進めば、それぞれの家族が独立してそれぞれの事を行わなければなりません。自治会行事はそれぞれの家族が担当し、自治会費もそれぞれ支払う事になります。
子育て世代では、育児は自分たちで行うため、小さいころから保育園などに預けたり、高齢者世帯では介護が必要になってきた場合、社会の仕組みを利用することになります。
このような状況がうまく回っているうちはよいですが、子供の体調、高齢者の体調などがそれぞれ崩れた場合、そのフォローも核家族で対応するため、仕事への影響による精神的なストレスや金銭面での負担などの解決を社会に求めることになります。
日本政府は異次元の少子化対策として、子育て世代にフォーカスした支援を打ち出していますが、実は社会は全てつながっているため、すべての世代に対して歯車がかみ合った政策でなければ、またお金だけ配って硬貨の無い施策となり、未来に更に無駄な付けが回ってきます。事実、令和元年から始まった幼児教育・保育の無償化がスタートして4年ちょっとが経過しましたが、出生率は下がる一方です。
我々市民がもう少し冷静な目で、より多くの議論をしていく必要がありそうです。
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