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未だ、毎日かかってくる特殊詐欺の電話
未だ、解決の糸口が見つからない特殊詐欺事件。
令和元年11月末時点での被害件数は狭山市内で38件(内6件は未遂)。被害総額は4,781万円に上っています。埼玉県内ではさいたま市でおよそ4億9千万円(222件)、隣接市町村では所沢市の9,058万円(49件)など、多くの被害が報告されています。
毎日数十件の詐欺電話がかかってきていとされていて、ほとんどが未遂で終わるも、被害にあってしまう人が絶えません。
2月6日には、狭山市内の77歳女性が、三男を名乗る男から電話があり、「大事な書類がはいいた封筒の宛先を間違えた」「1千万円必要だ」と電話があり、その女性は自分の子どもであると信じ、西武新宿線の本川越駅路上で三男の部下を名乗る男に現金300万円を手渡してしまいました。
その後、三男に確認したところ詐欺であることが発覚しました。
狭山警察署では市内事業者との特殊詐欺被害防止対策会議などを開催し、対策を検討していますが、個人の良心に付け込んだ詐欺への対応策は困難を極めています。
孤立して生活している高齢者などには、このような特殊詐欺被害の情報などが届きにくく、現金などを自宅に保管している人などは、銀行員の注意なども受ける事ができないため、このような状況の高齢者に当たるまでしらみつぶしに電話されています。
まずは地域での人と人との交流を行う事から見つめなおす必要があります。
(※写真はイメージです。実際のものではありません。)