狭山市と国際宇宙ステーションが繋がる!NASA教育プログラム開催決定!

by i Sayama事務局
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(Image credit : NASA)

NASA公認!狭山と国際宇宙ステーションが繋がる!

狭山市の小・中学生がアメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している国際宇宙ステーション(ISS : International Space Station)に現在滞在している宇宙飛行士とアマチュア無線の電波を使ってリアルタイムに通信するイベント「ARISSスクールコンタクト」が2020年1月13日月曜日(祝)に狭山市の笹井小学校で開催されます。

このイベントはNASA公認の教育プログラムの一環として行われるもので、上空400kmを時速27,000kmで周回するISSが狭山市上空を通過する際に地上からアンテナをコントロールして追尾し、直接電波を発射してリアルタイムに宇宙飛行士と会話をするイベントです。

地平線から反対側の地平線に到達するまでおよそ10分程度です。この間を狙って交信が行われます。

5か月にわたり宇宙や電波、英語を学んできた子供たちが交信!

水富公民館の宇宙プロジェクトとして昨年7月に公募が始まり、応募してきた40名の子どもたちが毎月1~2回宇宙やアマチュア無線について学んできました。現在ISSには6名の宇宙飛行士が滞在していますが、そのうちの1人でイタリア人のLuca Parmitano宇宙飛行士と交信します。

ISSの中では通常英語かロシア語がつかわれているため、子どもたちは宇宙飛行士と交信するために英語も学んできました。宇宙やISSに対する様々な疑問を今まさに宇宙にいる宇宙飛行士にたずね、直接回答をもらいます。

アマチュア無線技士というのは国家資格です。イベントを通じて多くの子どもたちが国家資格を取得しました。今回、最年少は小学校3年生で免許を取得。早速活用している人もいます。

左から3番目がLuca宇宙飛行士

上空400kmを飛行するISS

当日は一般観覧可能!来場者には記念カードも配布。

当日の会場は狭山市立笹井小学校です。交信の様子はどなたでも観覧が可能になっています。

アマチュア無線の世界では、初めての人と更新を行うとQSLカードと呼ばれる交信を記念したカードの交換を行う習慣があります。これは免許を持っている人同士が行うものですが、無線電波を聞いた人が受け取れるSWLカードというものもあります。会場に来た方は交信を聞いた記念にシリアル番号入りの特製SWLカードをもれなく受け取ることができます。

【開催概要】

日時:2020年1月13日(月曜:祝日)20時~21時30分
(実際の交信時間は10分程度)

詳細は公式サイトで! https://space.sayama.jp

  • 主催:水富公民館(TEL:04-2954-4730)
  • 場所:狭山市立笹井小学校 体育館
    ※当日会場には駐車場が殆どありません予めご了承ください。
    ※開催時間が遅いため、徒歩・自転車などでの来場は十分注意してください。
    ※会場は体育館です。スリッパなどの上履きが必要です。

笹井小学校アクセス

当日の軌道 (http://www.ariss.jp より)

ISSの軌道2020-1-13

地上と宇宙が繋がる瞬間に立ち会おう!

ARISSスクールコンタクトは簡単に開催できるイベントではありません。ISSに滞在している宇宙飛行士は人類の最先端で働いています。宇宙ではいつ何が起こるかわかりません。今回のイベントも全てNASAのスケジュールに合わせなければならないため、事前に開催日を設定することができません。今回開催が決定したのも1月7日に正式なアナウンスがありその5日後に開催されることになります。

開催が決定した今、一生のうちでもなかなか見る事が出来ない、狭山と宇宙が直接の通信で繋がる瞬間に是非立ち会いましょう!

※開催決定後でもNASAの緊急ミッションにより、中止や延期の可能性もあります。詳細は水富公民館へお問合せください。

地域で無線通信が普及することの意義

今回のイベントは、地元の有志が集まって組織している「スタークラブ」という団体が中心となって実行委員会を立ち上げて運営を行っています。同団体は、青少年育成と災害時の通信網確保のためにアマチュア無線の普及啓蒙を行っている団体です。近年、若年層のスマートフォン利用が問題になっている中、有意義に活用してもらうためにも携帯電話の基礎である電気・電波を学べる無線の資格を取得することで、テクノロジーを活用するリテラシーを身に着けてもらおうという目的で活動しています。多くの無線家が地域に増えることで、携帯電話網が機能しなくなった時に、直接端末間で遠距離通信が行えるアマチュア無線を活用して災害の救援、交通の確保、秩序の維持、安否確認などを行える人が増え、災害に強い街づくりに繋がるという事です。

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