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戦争が起こっている今、平和を唱える98歳
1941年から1945年まで行われた太平洋戦争は日本の無条件降伏という形で終わりを迎えました。終戦から78年が経過した今、ロシアによる軍事侵攻やイスラエルとパレスチナの戦争、各地で起こる紛争など、世界各地で戦争が起こっています。
大正14年(1925年)新潟県刈羽郡二田村(現在は柏崎市)で生まれ、現在は神奈川県在住の98歳になる西倉勝さんは、自身の戦争経験から若い世代に向けて、平和の尊さと戦争の悲劇を語り継ぐ活動をしています。
狭山市で西倉氏さんよる平和祈念講演
その西倉さんによる平和祈念講演として「酷寒のコムソモリスクでの交流生活」と題した講演会が2023年12月3日(日)に狭山市中央図書館視聴覚室にて開催されます。講演はオンラインによるライブ中継で行われ、講演前には当時使用していた道具などの実物が展示され、平和祈念展示資料館(東京新宿)の解説員によりその解説が行われます。
【開催概要】
- 講演:オンラインによるライブ配信
- 日時:2023年12月3日(日)10時~12時(9時半開場)
- 場所:狭山市中央公民館視聴覚室
- 対象:市民一般
- 定員:35名先着順
- 申込:11月17日より、電子申請、もしくは社会教育課窓口、または電話
- お問合せ:狭山市生涯学習部社会教育課(TEL:04-2946-8594)
西倉さんは終戦の半年前、1945年1月に東京の飛行機エンジン工場で働いていましたが、ついに出征することになり、ソ連との国境警備に関わる役目のため、朝鮮半島北部に行く事になります。しかし終戦を迎え、日本の敗北が決まるとソ連(現ロシア)の捕虜となり、コムソモリスクという町の収容所に収監されます。その後強制労働を強いられ、およそ3年間をそこで過ごすことになります。1948年7月に日本に帰国し、その後90歳まで現役で働いたあと、東京新宿の平和祈念展示資料館で語り部として、自分の体験を後世に伝えています。
詳しくは狭山市社会教育課窓口へお問合せ(TEL : 04-2946-8594)または関連リンクから詳細をご覧ください。