月額2,980円でネット・通話が無制限。しかも1年間無料で縛り無し
楽天モバイルからリリースされた新しいサービス「楽天UN-LIMIT(アンリミット)」はネット・通話が無制限で、月額2,980円という低価格にもかかわらず更にこの金額も1年間無料にするという常識を覆すキャンペーンを行っています。
携帯電話契約のネックだった2年縛りも無いため、1年間使ってみてダメだったら解約という事で2台目の機種として持ち始める人が増えています。1年間は2台比べてみて良かったら1年後に無料契約分を解約して、新規MNPで電話番号を移そうという目論見の人もいるようです。
端末も低価格ラインナップがある。
スマートフォンの価格は年々高くなっている傾向にあります。もちろん上位機種には現行機種も沢山ありますが、2万円を切る低価格なラインナップが用意されています。これも楽天UN-LIMITをお試しでスタートするという障壁を下げています。
今回は7月にアイサヤマのスタッフが契約し、狭山市内で2か月弱使ってみたメリット・デメリットをご紹介します。
端末も本体17,000円のSAMSUNG Galaxy A7 という2018年に発売された型落ちの低価格モデルで試してみました。
結論から言うと狭山市でも十分に使えます!
月額2980円で通話、インターネットが無制限、この通話料が1年間無料。というRAKUTEN UN-LIMITは大きく分けて2種類の条件が用意されています。1つは完全に無制限になる楽天回線のエリアで利用できるものと、通信部分だけが月5GBまでと制限をうけるエリアです。下の図は狭山市で利用できる範囲です。狭山市は薄いピンク色のエリアで、楽天モバイルのパートナーである「au」の回線を利用して通話無制限、通信5GBを実現しています。
狭山市は主に「au」の回線エリア。エリアは順次拡大中。
狭山市の回線エリアはパートナー回線エリアという制限を受けるエリアになりますが、それでも1年間無料であり、通信が月5GBまで高速利用、通話は無制限という端末を手にできるというのは大きなメリットです。7月の利用開始から9月に入った頃には笹井・広瀬エリアが楽天UN-LIMITのエリアになりました。現在無料期間が2か月経過しましたが、この間にも順次エリアが拡大されていて狭山エリアでも更なるエリア拡大が期待されます。
今後衛星通信で日本全国100%カバーを目指す楽天モバイル
楽天モバイルは今年衛星通信事業を展開する米国AST&SCIENCE社と業務資本提携を結ぶと発表しました。この提携により楽天モバイルは従来の地上基地局に加え、同社が提供する「スペースモバイル」という低軌道の人工衛星を利用した携帯電話通信サービスを利用することで人口カバー率を100%にするだけでなく、日本エリアのカバー率を100%にするといいます。
このサービスが開始されれば、山岳地帯などのエリアでも利用可能。災害時にも強い新しいモバイル端末として人気を集めるに違いありません。
気になる回線の品質と利用方法
楽天モバイルは基本的には普通のスマートフォンと全く同じ使い方ができます。狭山市やその西側方面ではパートナー回線エリアという事だけで、月額5GBの制限があるだけです。もちろんRAKUTEN UN-LIMITのエリアに行けばこの分は消費されません。しかしいくつかの注意点もあります。
通話と回線の品質
楽天モバイルの通話は2種類あります。楽天モバイルの場合は通常電話を掛ける場合でもRakuten Linkというアプリから通話を行います。通話の品質はインターネット経由になるからといっても通常の通話と殆ど変わらない品質で通話可能です。
通常スマートフォンについている通話Appボタンを押しても通話が可能ですが、これはパートナー回線を使うため30秒20円という費用がかかってしまいます。今のところ狭山市内ではあまりありませんでしたが、どうしてもRakuten Linkでの通話品質が悪くなってしまう時などに利用します。
インターネットの速度比較
場所によりインターネット速度は変わるようですが、大手キャリアに比べるとインターネットの速度はやや遅くなります。以下狭山市内位での実測値です。パートナーエリアでの速度はおおよそ送受信共に12MBps~25MBps程度でした。
最近の4G回線では、ドコモ、au、ソフトバンクなどでは受信・送信共に70Mbps~100Mbps前後のスピードが出ますので、それに比べると通信速度は遅く見えますが、ウェブの閲覧などでは十分なスピードをもっていて、YouTubeなどのコンテンツなどは速度が落ちているときには低画質での再生になります。一方で楽天UN-LIMITエリアになっている笹井エリアでの計測では、下りの通信速度が3倍以上になりました。
回線速度の遅さより気になるのは、低価格な型落ちの端末を利用することによる端末自体の遅さです。やはりAndroidOS自体も年々バージョンアップしていて端末に負荷がかかるようになってきています。楽天モバイルは本体も低価格で手に入る端末がありますが、やはり上位機種を買う事をおすすめします。コンピュータが得意な方は型落ち機種でも良いでしょうが、あまり得意でない方は画面遷移が遅れると操作ミスに繋がるため、高速に反応する上位機種をおすすめします。
ネットで簡単に契約可能!
楽天UN-LIMITは、ネット上からも簡単に申し込みが可能です。新しく携帯を契約する方や2台目として契約する方はより簡単で、新規契約を勧めます。現在の電話番号を他社から移転させたい方はMNPという移転手続きが入るため少しややこしくなります。
楽天UN-LIMITは300万台まで途中解約OKで月額利用料金が無料です。このことから試しに2台目として契約し、無料期間が終了したら解約し、再度契約しなおす時にMNPという手続きで1台目の契約を移すというのも1つの方法です。もちろん無料期間中に購入したスマートフォンはMNPで契約しなおす時も利用可能です。
このように今回のキャンペーンを上手に利用して、楽天UN-LIMITの性能を試してから利用できるわけです。
まとめ
狭山市内でも楽天UN-LIMITは十分に使え、かつエリア拡大の目途が立ってきています。それまではパートナー回線エリアで5Gまでの通信制限で利用する事になり、以降は1Gごとに500円を購入します。1年後からは2980円が毎月かかります。
コンピュータが得意な方は格安機種から上位機種まで広く端末を選べますが、初心者やあまりスマホ操作が得意でない方は、なるべく人間の挙動に近い高速な上位機種を選定することをおすすめします。
1台目としても十分その性能を発揮し、サークルや各種団体の連絡先電話としても低価格で維持できる固定電話の代替として、自分専用の2台目の携帯など様々な利用方法が考えられる楽天UN-LIMIT。300万台まで1年間無料ですから、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
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