さやま環境市民ネットワーク公開セミナー開催
今、様々な分野において2050年のカーボンニュートラルに向けた動きが活発化してきました。狭山市も2021年2月15日に、近隣の所沢市、飯能市、入間市、日高市の5市でゼロカーボンシティを共同で宣言しました。
このような動きの中で私たち市民に大きく関わるのが、自動車や住宅での取り組みです。国や地方自治体は1個人に対して多額の補助金を用意して、電気自動車や蓄電池、太陽光発電などの普及を促しています。
今回のセミナーでは、私たちの足として重要な役割を果たす「自動車」にフォーカスし、電気自動車を活用することで、私たちの生活がどのように変わっていくのか、どのようなメリットがあるのか、環境へはどのように貢献できるかなど、一個人にもできる電気自動車による2050年カーボンニュートラルへの挑戦などを紹介していきます。
当日は、日産、狭山市などの協力により会場であるニックスに実際の電気自動車を展示し、希望者は実際に稲荷山公園周辺を試乗することもできます。電気自動車に対する疑問が全て解決するセミナーに是非ご参加ください。
【開催概要】
- 日 時:2022年10月1日(土)10:00~
- 参加費:無料
- 会 場:ニックス(狭山市入間川4丁目25-3)
- 主 催:さやま環境市民ネットワーク
- 後 援:狭山市
【申し込み】
当日席の確保をしておきたい方は以下「さやま環境市民ネットワーク」の公式サイトからお申し込みください。
【会場マップと当日の試乗コース】
本セミナー開催の背景について
2050年のカーボンニュートラルに向け、日本政府は2020年に「グリーン成長戦略」を打ち出し、産業別の取り組みとして14の項目に分けて今後具体的に政策を策定して実行していく事を発表しました。
これにより、日本国内でも脱炭素に向けた動きが急激に加速することになりました。
このグリーン成長戦略の中でも、自動車、住宅などに関する項目は一般市民にも大きく関わる部分で、まずは2030年という最初の10年でカーボンニュートラルに向けた方向付けを行おうというフェーズに私たちが身近に取り組める分野でもあります。
2035年までにガソリン車新車販売禁止
このカーボンニュートラルの流れの中でかなり敏感に反応しているのが自動車業界です。日本政府はより具体的な施政方針として「2035年までの新車販売で電動車100%にする」と発表しました。これは事実上、一般向け乗用車でのガソリン車販売禁止を意味します。
急展開を迎えている自動車業界
これを受け、ホンダなどは2030年までにグローバルで30車種の電気自動車を展開し、2040年までには電気自動車と燃料電池自動車をすべての市場で100%にするとしています。既に3車種の電気自動車を市場にリリースし、10年以上も電気自動車を販売している日産も2030年までに新車販売の50%以上を電気自動車にするとしています。トヨタは明確な方針は打ち出していない物の2030年までに多額の投資を行い、レクサスブランドについては2035年までに全車種をEVにするとしています。
セミナーでは、電気自動車を発売している自動車メーカーの取り組みや今後の業界がどのようになっていくかなど、電気自動車の疑問解決だけでなく、業界全般や世界の電気自動車事情などにも触れていきます。
セミナー参加者以外も試乗体験可能
セミナーに参加しない方でも、ランチついでに会場であるレストランニックス前に展示されている、日産の最新EVであるアリアやサクラに試乗できます。10時から車両の展示が行われ、試乗もスタートします。
会場であるレストランニックスの取り組み
創業1960年、米軍ジョンソン基地(現:航空自衛隊入間基地)の駐留軍人やその家族をターゲットにオープンしたレストランニックスは地元で愛される洋食レストランです。
近年ではサステナブルな食への取り組みとして、食品ロス削減や積極的な地場産の食材の活用により地域循環経済にも寄与しています。看板商品の1つ「ジョンソンバーガー」にも地域食材が使われています。
セミナー終了後や試乗までの待ち時間などで是非お試しください。