令和5年度の埼玉グローバル賞を狭工茶が受賞
狭山工業高校の3年生が2017年頃から取り組んでいる地場産農産物を活用した課題研究である紅茶づくりの取組が、埼玉県が毎年選出している「埼玉グローバル賞」を受賞しました。
埼玉県では、グローバルな舞台でのチャレンジや、地域と世界をつなぐ活動を行う個人や団体を応援する取り組みとして活動の功績をたたえて「埼玉グローバル賞」を贈っています。
今回狭山工業高校が受賞したのは、「世界への挑戦分野」で、狭山工業高校生が茶摘みから加工、商品化まですべてを行っている通称「狭工茶」が世界のお茶に関わるコンクールに出品し入賞したことが評価されたものです。
狭工茶は、地元狭山市のお茶農園「横田園」さんの畑で収穫した日本茶の茶葉を使って生産されています。収穫した茶葉を発酵させる機械は狭山工業高校の生徒が設計し、マイコン制御による温度管理など、日ごろから学んでいる技術を応用して制作しています。パッケージデザインや名称なども学生がアイデアを出し合って作っています。
狭山工業高校の狭工茶を世界へ
学生たちの狭工茶の課題研究の中でも、2020年から海外のお茶コンクールに出品し、地元狭山茶の魅力を世界に発信しています。2023年は、イギリスのティーアカデミーが主催する「リーフィーズ・国際ティーアワード(THE LEAFIES – International Tea) Awards」に出品し、未来のお茶部門で特別賞を受賞しました。
>>THE LEAFIES 2023 International Tea Awards Award Winners
県産品の海外展開に貢献
狭山工業高校が今回受賞した埼玉グローバル賞・世界への挑戦分野での受賞理由は、産学官の連携により国際的なお茶のコンクールで入選したことが、県産品の海外展開に貢献しているという事が評価されたようです。
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